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2025年4月13日 (日) 06:33時点における版
時間停止装置 BI(ビーアイ)
Time Stop Device BI
サンダー社と江蘇(こうそ)社が協同して開発した時間を停止する装置のこと。
ダイダラプロジェクトに参画する各企業は、同プロジェクトを隠れ蓑に、あらゆる研究をコマノ医療工場で開始していた。
その一つが『時間停止装置 BI』である。領土防衛を目的とするれっきとした兵器。
防衛領域は発動場所を中心に、円状に広がる。告留町を覆う程度の範囲。
防衛領域内において実際に時間は停止していない。そのため領域内の人間は普段通りの生活を送ることができる。が、領域内の時間は『永遠』であるため領域内の生物は歳を取ることができない。
発動後、防衛領域内の有機物・無機物含む、あらゆるものが領域外に出ることは不可能。逆も同様で、防衛領域外の有機物・無機物・電波も領域内に進入することは不可能である。
領域内外における視覚的な隔壁やシールドは形成されないため、視覚的情報で『BI』の防衛領域は測ることは困難である。
領域外から領域内へ、または、領域内から領域外へ、進入を試みた場合、進入者自身は進んでいる感覚はあるものの実際は一歩も前進できていない。
領域外から観測した領域内は、木々、家屋などの静物に限って観測が可能。生物の観測であるがどの領域を観測しても無人であるため事実上、生物の観測は不可能である。逆も同様。しかし観測している情報は『BI』発動時の瞬間の風景を映し出しているに過ぎないため、観測自体も意味をなさない。
例えば、2050年の告留町で『BI』を発動した場合、領域外の人間が見ている告留町は『2050年の無人の告留町』であり、これが10年経った場合でも、領域外の人間が見ている告留町は『2050年の無人の告留町』のままである。
また、領域内外ともに共通している事象は季節・天気である。
2050年12月に『BI』が量産機CCD-0500とCCD-0666に奪取され、同年12月31日に告留町にて『BI』が発動された。
その静かな発動の仕組みから領域内外の人々は『BI』の発動に気が付くのが遅れ、2051年の1月2日から人々が徐々に異変に気付き始める。そして、来る1月3日の帰省ラッシュ時に異常な状態が全体に知れ渡り、領域内外はパニックに陥った。
『BI』の奪取及び、CCD-0666の脱走により、一部のサンダー社社員、江蘇社社員、アトモスタジオ社員は、その不祥事により休みなく年末も働き続け、あらゆる対応を試みていたもののCCD-0666が『BI』を発動してしまったことにより、年始休暇も塵と消えた。
BIの正式名称はバックアイランド Back Island。