血液気化爆弾 イトナシ

血液気化爆弾 イトナシ
Blood Tower Bomb ITONASHI

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血液気化爆弾。獣人化したソルシエルをエネルギー源とする。

開発は日本陸軍。開発協力者は十戒機関。

日本軍が血液気化爆弾の開発に成功した1945年、海軍省の指令を受け、同爆弾とジェット攻撃機『仏桑花（ぶっそうげ）』を積載した潜水空母、『伊404潜水艦』がアメリクス合衆国へ向け潜航を開始した。日本海洋学会の協力を経て、伊404はアメリクス海軍に発見される事なく、北太平洋の横断に成功。カリフォルニア沖に浮上し、アメリクス合衆国のハンターズポイント海軍造船所に血液気化爆弾を投下した。

死傷者は20数万人にのぼる。

血液気化爆弾は着弾後、黒色の柱が出現し、点滅を繰り返す。

その後、半径5キロメートルにいた人間のみが骨と衣服を残して姿を消す。動植物の被害はこの時はゼロである。

点滅する度に黒色の柱は赤黒く変色し、やがて緋色となる。

緋色の柱は、半径10キロメートルの範囲に緋色の雹を射出、建造物を破壊し、動植物に被害をもたらす。

戦争終結の「糸口が無い」を名前の由来とする。