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日本軍(にほんぐん)
Japanese Army



大日本帝国陸軍、海軍の解体に伴い、新たに再編された軍隊の総称。

1946年:自警団として発足。

1950年:日本の正式な軍隊として認められ、大日本帝国軍は解体となる。


旧帝国軍時代の上層部、幹部の殆どは夫や子、兄弟、友人を失った日本国民によって殺害されたため、日本軍の幹部は帝国陸海軍の若い下士官が多く占め、これらは軍内から『先輩』と呼ばれた。前大戦によって戦死した遺族(子や兄弟)も多く入隊し、これらは軍内から『後輩』、『遺族兵士』と呼ばれた。

『先輩』の殆どは下士官であったが、それより格上の幹部が軒並み戦死、自死、他殺、責任逃れの雲隠れ等々の幹部不足に陥っていたため、下士官達は、繰り上げで司令官や左官に昇進していった。

前大戦の反省もあり、日本軍の軍規、法律の殆どは『後輩』によって取り決められた。それらの大なり小なりの決まり事に、決定を下すのは『先輩』や大臣、国会等の役目であるが、帝国軍時代の規律やルールは『後輩』にとって悪そのものであるため、帝国軍時代の軍規を用いて軍を運用することは即ち、『後輩』の怒りを買うことに繋がり、武力による暴走や決起を招く恐れがあった。

また『先輩』側も『後輩』達が立案する『決まり事』には賛同していた。それは、当時の『先輩』側も帝国時代の軍規や、上層部からの非人道的な命令は異常であると内に抱いていたからだ。そのため『先輩』側と『後輩』側に大きな対立はなく、むしろお互いを尊重していた。軍規について深く知らない未熟な『後輩』達が立案する『決まり事』を『先輩』達がまとめ、それを『軍規』として昇華させていった。

これら協同的な作業の元、訓示的、戒め的な意味合いを持つ軍規憲法も作成された。この項では、その軍規憲法の代表的な条文を以下に紹介する。

日本軍 軍事憲法 第一章 兵士

第二条 日本軍ハ兵士ノ絶対戦死ニ関連シタ兵器ノ開発ト作戦立案及ビ指揮命令ヲ禁ズ

絶対戦死トハ所謂特攻ノ事ヲ指シテアルカラシテ絶対戦死ニ関スル如何ナル法解釈ハ

コレヲ必要トシナイ

以上の第一章は天皇でもなく、軍にまつわるものでもなく、最初に兵士の人命について定められており、条文の中に注釈、法解釈の必要性まで記されている特殊な構成となっている。

また、条文がカタカナで構成されている理由は『それっぽさを出したい』という『後輩』側の希望が『先輩』側の尽力によって実現したものである。大日本帝国時代における憲法の文体を模倣しつつも、可読性を重視した作りとなっているため、カナや漢字の使用方法には若干の違いがある。

政府も混乱状態にある日本の建て直しに忙殺されていたため、不用意に『後輩』側を逆撫でするような言動は慎み、軍事の規律、法に関する軽微な修正案、助言などに徹した。

2050年時点で、公表された総兵力は兵士60万人、ロボット兵120万機。また、日本軍は と同盟を結んでおり、他国が日本を侵攻してきた折には   が加勢する盟約を交わしている。

数名の   を擁しており、将官達の一部は異世界が存在することを把握している。